こんにちは!北千住すずらん歯科です🌼
今回は『歯』と『健康』の関係性についてお話します♪
■歯と全身の健康
皆さん、歯とお口の健康は全身の健康状態に大きな影響を与えていることをご存じですか?
歯とお口の健康は全身の健康に直結しています。
虫歯や歯周病になると、全身の健康にも悪影響がでてくるのです😈
自分自身はもちろん、大切な人の歯と健康を守るために、正しい知識を持っておきましょう💡
■歯の役割🦷
歯には食べ物を噛み砕く”咀嚼”以外にもさまざまな役割があります。
・発音を助ける
歯があることで、舌と唇が正しい位置に安定し、明瞭な発音を助けます。
・味覚を豊かに保つ
歯ざわりや歯ごたえを感じることで食事の楽しさを広げます。
・異物を感知する
食べ物との硬さの違いで異物を感知し、誤飲を防ぎます。
・表情を豊かにする
歯があることで顔の筋肉が鍛えられるため、豊かな表情をつくります。
・全身のバランスを整える
歯を失うと嚙み合わせが崩れ全身のバランスが悪くなってしまいます。
歯があることで全身のバランスを保つことができます。
■健康の大敵『歯周病』
お口の血管や神経などは全身と繋がっています。
そのため歯周病が進行すると、歯周病菌が血管の中に入り込んで全身に行き渡り、重い病気につながることもあるのです😵
近年の研究で、全身の健康を守るためにも”歯とお口の健康が重要である”ということが認識されるようになってきました。
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〈心臓疾患〉
歯周病菌が歯ぐきから血管に入り込み、動脈硬化を引き起こす物質が出て血管の中を詰まらせることがあります。心臓で炎症を起こすと、血管の中で血栓がつくられるため、動脈硬化や心筋梗塞の原因になります。
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〈糖尿病〉
糖尿病と歯周病の関連性は深く、歯周病により、歯ぐきの中で作り出される炎症性物質は、血液を介して体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくし、糖尿病を悪化させる可能性があります。
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〈脳梗塞〉
心臓と同様に、血管の中で血栓がつくられ脳梗塞や脳卒中を引き起こす事があります。
歯周病でない人と比べると2.8倍リスクが高いと言われています。
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〈誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)〉
唾液に混ざった歯周病菌が食べ物などと一緒に肺に入り込み、この菌が原因で起こる肺炎が誤嚥性肺炎です。
高齢者に多く見られる病気の一つで、誤嚥性肺炎などの原因は歯周病であることが指摘されています。
虫歯・歯周病は、口の中だけで完結する病気ではないのです。
■まとめ
歯は沢山あるから1本くらい無くても大丈夫と考えてしまいがちですが、たった1本歯を失うだけで、お口の中だけでなく全身の健康にまで悪影響が出てしまいます。
そして、一度失った大人の歯は二度と生えてきません😿
入れ歯やインプラントで失った歯を補うことはできても、多額な治療費がかかったり、何度も歯科医院に通院しなくてはならないのです。
虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、なる前に予防することが大切です。