みなさんこんにちは。北千住すずらん歯科です!
もう9月の後半になりますが、いまだに暑さが続きますね、、、
季節の変わり目なので体調に気を付けてお過ごしください(^▽^)/
今回はみなさんも毎日使用する ” 歯磨き粉 ” についてお話します。
みなさんは歯磨き粉を選ぶとき、何を基準にして選んでいますか?
” 安さ・パッケージ・なんかよさそう・CMしてる・誰かに勧められた などなど… ”
理由は様々あると思います。
どんな歯磨き粉もとてもいい成分で作られていますが個々によって口の中の環境はみなさんバラバラです。
実は一人一人に合った歯磨き粉を使うことで、口腔内の環境がより良いものに変わるんです!
効率よく虫歯予防や歯周病予防していくために、自分に合った歯磨き粉を選択しましょう。
まず、歯磨き粉は大きく2つに分類されています。
【 化粧品歯磨剤 】
歯磨き粉の基本成分だけが含まれています。
<基本成分>
研磨剤:歯の表面を傷つけずに歯垢やステインなど、歯の表面の汚れを落とす。
リン酸水素カルシウム・水酸化アルミニウム・無水ケイ酸・炭酸カルシウムなど
発泡剤:発砲させることでお口に中に歯磨き粉を拡散させます。また界面活性作用により付着物を除去します。
ラウリル酸ナトリウムなど
保湿剤:歯磨き粉に適度の湿り気と可塑性を与える。
グリセリン・ソルビトールなど
結合剤:ペースト状歯磨き粉の個体成分と液体成分の分離を防ぎ、適度の粘性を与えます。
カルボキシメチルセルロースナトリウム・アルギン酸ナトリウム・カラギーナンなど
その他基本成分以外に香味剤、着色剤が入ってるものもあります。
【 医薬部外品歯磨剤 】
基本成分だけでなく、薬用成分も配合されています。
薬事法上、緩和な作用の薬効ありという承認を受けたものです。
『 歯磨剤の薬用成分 』
●虫歯予防
歯質強化 フッ化ナトリウム
再石灰化 フッ化第一スズ、 モノフルオロリン酸ナトリウム
殺菌 塩酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウム
歯垢の分解 デキストラナーゼ
●歯周疾患予防
消炎 グリチルリチン酸類、ヒノキチオール
殺菌 塩酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウム
出血抑制 トラネキサム酸
歯石沈着防止 ゼオライト、ピロリン酸ナトリウム
●知覚過敏
象牙細管閉塞 乳酸アルミニウム
歯髄神経鈍麻 硫酸カリウム
歯磨き粉には多くの薬用成分が使用されていますが、
「むし歯予防」「歯周病予防」「知覚過敏ケア」「口臭ケア」「美白ケア」など、
目的により成分が異なります。
自分に合った歯磨き粉を選択するために、歯磨き粉裏面の「表示」をよく確認し、
自分の目的に合わせて選びましょう!
当院では、歯科衛生士が一人ひとりに合った歯磨き粉を提案しますので
ご気軽に相談ください★