こんにちは! 北千住すずらん歯科です🐬🫧
皆さんは寝る時、どんな体制で寝ていますか?
小さい頃からの癖でうつぶせで寝ていませんか?
お子さんや大人になってからも、うつぶせで寝ると温められるような安心感や
その人にとってリラックスできる状態で眠りについている可能性がありますよね。
しかし、長時間うつぶせや横向きで寝ていると歯並びに影響する場合があります。
あまり関係ないように思えますが、姿勢や寝相も歯並びを変える大きな要因の1つなんです。
たった30分うつぶせ寝をしただけでも、歯や骨は少しずつ動いてしまいます。
ほんの少しの時間であれば歯並びなどへの影響力はほとんどありませんが、
毎日・長時間積み重なることで、歯並びや顎のバランスが崩れていきます。
うつぶせ寝は身体の中で1番重たいとされる頭の重さが顔や歯、下顎に集中することで
徐々に歯並びの悪さに繋がってしまいます。
矯正治療への影響も大きく、せっかく治療を始めたのにうつぶせ寝により
効率よく治療が進まない…なんてこともあるので注意が必要です⚠️
また、歯並びだけでなく、顎の発育の妨げや顔の歪みにも繋がってしまう恐れがあります。
特に成長発育期のお子さまであれば、骨もまだ柔らかいので顔の横から力を与えることで
顔のバランスが左右非対称になる原因になります。
大人も上下の顎のバランスが崩れてしまうことで、噛み合わせが逆になる反対咬合や
顎が横にずれる顎関節症といった症状に繋がってしまうこともあります。
顎は四方八方に力が働く関節ということもあり、特に下顎への負担が大きくかかります。
口の開けづらさや顎の痛み、咀嚼をした際に顎を動かす度音が鳴るなどの症状が気になる方は
顎関節症の可能性が高いので、一度歯医者さんに相談してみるのも良いでしょう。
うつぶせ寝以外にも歯並びに影響する習慣があるのでご紹介します。
■頬杖
普段の生活の中で無意識に頬杖をしている方は多いですよね。
私も今まさにこのブログを書いている時に気が付くと頬を手で支えていました…
頬杖をしているとき、手が当たっている部分の歯が舌側に入り込むことで、
歯列が徐々にV字型に傾いてしまいます。 何気ない癖を辞める努力が必要です。
■舌癖
舌で歯を押してしまう癖があると歯と歯の間に隙間が開き、
すきっ歯になってしまったり、上下の歯の噛み合わせが悪くなってしまいます。
発音にも影響するため、サ・タ・ナ・ラ行の発音がしづらくなってしまうケースも多いです。
舌癖がある方の中には正しい舌の位置が分からず、定まっていない場合もあります。
■口呼吸
口呼吸は顎の発達に大きな影響を及ぼします。
【なぜ口呼吸になってしまうのか?】
・幼少期に硬いものを食べなかった
・アレルギー性の鼻炎
・生まれつき気道の確保が難しい
・うつぶせ寝や横向き寝が多い
口呼吸をしていると下顎が常に下がっている状態になるので口元の筋肉が発達せず
舌が歯を押す力のみが働いてしまい、歯並びが悪くなる可能性があります。
長時間口が開いたままだとウイルスなどが入り込み、口内のトラブルに繋がることもあるため
子供のうちから対応することが必要です。
今日はうつぶせ寝やその他の要因と歯並びの関係についてお話しました🧑⚕️🦷
日々の何気ない習慣や落ち着く姿勢が、歯並びやお口の中に悪影響を及ぼしている可能性があります。
できるだけ仰向けで寝るなど、少しずつ意識してみることから始めてみましょう。
少しでも気になる点がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。