こんにちは!北千住すずらん歯科です🌞🌊✨
今回は歯石についてお話します🦷
歯石には縁上歯石(歯茎よりも上の部分についてくる歯石)と、縁下歯石(歯茎の内の根っこについてくる歯石)があります 。
🌼縁下歯石と縁下歯石の違い🌼
〈縁上歯石の特徴〉
① 黄色っぽい色、白っぽい色をしている
②プラーク(歯こう)と呼ばれる細菌が原因
③ 縁下歯石(歯茎の中にたまる歯石)に比べると軟らかくて、比較的簡単に除去することができる
④縁上歯石(歯茎より上にたまる歯石)に比べると形成されるスピードが早い
⑤縁下歯石に比べると病原性は弱い
⑥唾液によって石灰化(かたまる)する
〈縁下歯石の特徴〉
① 黒褐色(黒っぽい色をしている)
② 歯肉(歯ぐき)からの出血や歯周ポケットの中のプラーク(細菌)が原因となる
③ 縁上歯石に比べるとかなり硬く、除去するのが難しい
④縁上歯石に比べると形成されるスピードが遅くゆっくり
⑤縁上歯石に比べると病原性が高い
⑥歯周病の原因となる
このように歯石には、たくさんの特徴があります。
縁下歯石には歯周病の細菌がたくさん含まれています。ですから、付着したまま放置しておくと歯ぐきが炎症を起こし歯周病や口臭の原因となります。
また、縁下歯石がたまると歯の表面がザラザラして、歯垢(細菌)が付着しやすくなります。そのため、縁下歯石が増え、歯周ポケットもどんどん深くなっていきます。
歯周病が進んでいくと歯を支えてる顎の骨(歯槽骨)を歯周病菌が壊していきます。そして歯がグラグラしていき最終的には抜けてしまいます 。
〈歯石を取る必要性〉
①虫歯や歯周病の進行を防ぐ
②歯ぐきからの出血を防ぐことができる
③口臭の改善が期待できる
虫歯や歯周病、歯石がつかないようにするには、普段のお家でのセルフケアがとても重要になります。歯ブラシだけで歯石を取り除くことはできません。そのため、歯科医院での定期的なクリーニングが大切です。
歯石を放置することにより、付着した細菌がガスを発生させます。そのガスが口臭の原因となるのです。
歯周病になる前に定期的な受診をしましょう。
縁下歯石は自分では気づくにくいので 、是非一度検診にお越しください 。