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歯周病治療って何するの🤔?

 

こんにちは!

まだ日によって寒暖差が激しい日もありますが 、だんだんと初夏の陽気が感じられるようになりましたね🌞🍃

紫外線は強くなってきますがお出かけにはぴったりの季節です🌼

個人的には虫が苦手なので(特に夏になると出てくるやつ😭)今ぐらいの時期の方が好きです。笑

 

新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行になり、徐々に以前の生活を取り戻しつつあります。

マスク着用が自由化された今、マスクを外す準備はできていますか😷?

気になっていることがある方、そうでない方もこれを機に歯科受診をおすすめします✨

 

 

 

 

 

歯科検診で受診した際に、やたらと歯のお掃除ばかりされるなぁと思ったことはありませんか🤨?

”歯のお掃除”それも立派な治療のひとつなんです😯!

 

歯周病を治すためにはお口の中の汚れをしっかりとコントロールするのが1番の治療法です⚠️

 

”お掃除”と言っても種類があります。

 

歯科で行うものは

①歯肉縁上の汚れの除去

②歯肉縁下の汚れの除去

を目的としてそれぞれ適した器具や材料を使って行います。

 

 

歯周病治療の流れとしては、患者様の歯周病の状態を把握するためにまずは歯周ポケットを測る検査をします。

 

図のようにプローブというメモリのついた器具で歯周ポケットが何ミリなのか測定します

     

 

 

 

 

 

 

 

歯周ポケットの状態としては、3ミリ以下の浅い歯周ポケットで測定時に出血が見られない状態が望ましいです。

測定時に出血を伴い、深さが4ミリ以上で深ければ深いほど歯周病は重度になります。

 

歯周病の状態が軽度でも重度でもまず最初は歯肉より上の部分を綺麗にするところから始めます。

進めていくにあたって1番大事なのは、普段のご自身でのブラッシングがどれくらいできているかというところです。

せっかく医院にきてお掃除をしていてもブラッシングができていないとその効果が出にくいですし、持続もしにくいです。そのために歯ブラシ指導も適宜行なっていきます。

磨き残している場所を確認していただくために、汚れを染め出す液を塗って一緒に確認しながら指導します🪥

 

 


【①歯肉縁上の汚れの除去】

超音波スケーラーや手用スケーラーを使って、歯肉よりも上の目視できる部分についた歯石やプラークなどの汚れを落とします。

超音波による微細振動で歯に付着している歯石を粉砕します。摩擦熱を防ぎ、粉砕した汚れを洗い流すために、同時に注水しながら使用します。

先端のチップの形状は様々な種類があり、歯石の硬さや量、除石する場所によって使い分けます。

 

 

 

 

 

 

 

手用スケーラーは側面が刃になっていて、先端1-2ミリを当てて歯石を粉砕します。深いところや狭い部分についた歯石や超音波で取り残した歯石を丁寧に取り除き、きれいにします。

手用スケーラーには両刃のものや片刃のものなどいくつか種類があり、場所や状態によって使い分けます。

 

スケーラーで歯石などを除去した後は、研磨剤を用いてブラシで歯面を研磨しツルツルにします✨

 

 

このお掃除が終わったら、最低1週間ほど歯周組織の変化を待ち、もう一度歯周ポケットの精密検査を行います。

最初に行った検査よりも詳しく歯肉の状態を検査し、どれくらい歯肉の状態がよくなったのかをみます。

ここで歯肉の状態が回復しきっていなかったり(歯周ポケットが4ミリ以上)、歯周ポケットの中にまだ歯石が見られる場合は②に進む必要があります。


【②歯肉縁下の汚れの除去】

①でも登場した

超音波スケーラーや手用スケーラーを駆使して歯肉縁下の歯根面に付着した歯石や汚れを除去します。

歯肉縁上とは違って目視できない場所なので、

術者の手の感覚やレントゲンを元に歯石を探り、ポケット内を綺麗にしていきます。

この作業は一度に全ての歯を行うのは時間的にも難しいため、場所ごとに数回に分けてしっかりと行なっていきます。

対象歯すべての施術が終わったらまた歯周組織の回復を待ちたいので、最低2週間は間をあけて

また歯周ポケットの精密検査をします。

 

前回の検査時に4ミリ以上で炎症がみられたところが回復していれば、その後は定期検診で様子を見ながら状態が後戻りしないようにしていきます。

 

 

ここまで終っても状態が良くならない場合は、歯周外科処置が必要になります。

歯周ポケットが深すぎる(6ミリ以上)と、目視できない状態でお掃除していても深いところについている歯石は器具が到達しないので、

歯肉を切開し目視できる状態にしてしっかりとお掃除します。

歯槽骨がとけてしまって歯が動いている場合などは、骨を再生する薬剤を入れて縫合します。

 


 

ここまで終わって、状態が落ち着けば3~6か月ごとのメンテナンスで状態が後戻りしないように経過をみていきます。

 

歯周病治療は地道で時間がかかります。

しっかり医院に通ってお掃除していても、ブラッシングなどの患者様自身でのセルフケアができていないと

効果は実感しにくいです。

歯周病治療は主に私たち衛生士がメインとなって進めていきますが、ドクターとも連携し

お口をはじめとした全身を健康に導くためサポートしていきますので一緒に頑張りましょう🙂🦷

 

 

自分が歯周病かどうか知りたいという方もまずはぜひ検診にお越しください👩‍⚕️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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