みなさん、こんにちは。
朝晩は冷えるようになってきましたね。
暖かくしてお過ごしくださいね。
今日は根管治療についてお話しようと思います。
根管治療とは、虫歯が深く「神経をとる処置をしましょう」「根っこの治療をしましょう」などの言い方で歯医者さんが説明する治療のことです。
虫歯が進行すると、細菌が歯髄(歯の神経と血管の集まり)を侵し、強烈な痛みと頬の腫れを引き起こします。
そのまま放っておくと、最終的には歯を抜かなければならなくなるため「根管治療」が必要となります。
細菌に感染した歯や神経を徹底的に殺菌、除去し症状が重度な場合は外科的処置も行います。
根管治療は根気よく
歯の根は、人それぞれ形が違い、複雑な構造になっているため、細菌を完全に取り除くことは非常に困難です。
もし細菌を残した状態で詰め物や被せ物をしてしまうと、根の中で細菌が増殖して後から症状が悪化するケースもあるため(最悪の場合は抜歯になることも)根管治療はじっくり時間をかけて丁寧な処置を行う必要があります。
1 根管治療
感染した歯髄やボロボロになった象牙質、溜まった膿などを丁寧に取り除き、清掃と消毒を繰り返します。
患者様それぞれですが通院は1~4回程です。
2 根管充填
清掃・消毒した歯根管に防腐剤を詰めて密閉することで、周囲への感染を防ぎ、歯の機能を維持させます。
通院1回
3 補綴治療
土台になる柱を作って、被せ物を装着します。
咬み合わせに問題がなければ治療終了です。
4 定期検診
根管治療を施した歯がしっかり機能しているかどうか、再発していないかどうか、定期的に確認します。
以上が根管治療から被せ物を入れるまでの流れになります。
根っこの中を綺麗にするだけでも数回通院しなければならないので大変ですが、ご自身の歯をできるだけ永く使っていただくのにとても大切な治療です。
根気よく通院していただけるように私たちもお手伝いさせていただきますので、ご来院くださいね。