こんにちは🌞北千住すずらん歯科の前原です🦷
あっという間に今日から3月です!
最近は少しずつ過ごしやすい日が増えてきて、春はもうすぐそこですね…🌸
花粉症の方にとってはつらい時期ですが、個人的には暖かくてなんだか気分がワクワクするので春が来るのが楽しみです♪
本題に入りますが…🦷
みなさんの周りで
・きちんと歯磨きをしているつもりでもムシ歯になりやすい
・甘いものをあまり食べないのにムシ歯ができる
といった声を耳にすることはありませんか?
人によってムシ歯になりやすい、なりにくいというのは個人差がありますが
それは一体いつ決まるのでしょうか🤔?
生まれ持った体質だから仕方がないのでしょうか🥺?
そんなことはありません!
実は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはムシ歯菌が存在しないということがわかっていて、
ムシ歯が感染症であるということを決定付けています。
ムシ歯の原因菌であるミュータンス菌は日本の成人の約90%が持っているとされています😈
ミュータンス菌は、両親をはじめとした周りの大人から唾液を通して感染します。
キスや食事の口移しはもちろん、スプーンなど食器の使いまわし、同じ飲み物の回し飲み、
フーフーして冷ました食事を与える、タオルの使いまわし
などでも感染する確率が高くなっています。
両親にムシ歯があるお子さんはそうでないお子さんよりも
約3倍もムシ歯になりやすいという研究報告もあります😮
ご両親もムシ歯ができないようにする、またはあるならばしっかり治療することが重要です🦷
かわいいお子さんに思わずチューしたくなってしまうのもわかりますが…ほっぺにするようお願いします🥺💭
生まれたばかりの赤ちゃんはムシ歯菌を持っていませんが、
乳歯が生える生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月頃にかけてムシ歯菌の感染数が増えることがわかっています。
ミュータンス菌は硬いところを好んで住み着く性質があるので、今までは歯がなくて硬いところがなかったお口の中に
乳歯が生えてくるとミュータンス菌にとっては格好の住処になってしまいます😢
逆に言うと、この乳歯が生え揃う3歳までの間にムシ歯菌に感染しなければ
大人になってからもムシ歯になりにくいと言われています😮!
家族全員でムシ歯予防に取り組みましょう🦷✨
今まで説明してきたミュータンス菌についてですが、感染しただけではムシ歯になりません。
お口の中は普段は中性に保たれていますが、糖分を摂取すると
ミュータンス菌が糖分をエネルギーにして、バイオフィルムと呼ばれる細菌でできたバリアを作ります。
バイオフィルムは歯ブラシだけでは落とすことができないので、バイオフィルムに守られてミュータンス菌は増殖していきます。
増殖したミュータンス菌が作り出す酸によってお口の中は酸性になり、歯が溶かされてムシ歯になります。
歯は酸性に弱く、pH5.5以下になると溶け出します。
ムシ歯ができるのには
・元々の歯の質
・唾液の量や性状
・間食の有無、量、タイミング
・お口の中のムシ歯菌の数
・ブラッシングの回数、タイミング
などのいくつかの条件が重なったときです⚡
当てはまるところがないかチェックしてみてくださいね🤨
乳歯は永久歯に比べると歯質がやわらかく、エナメル質の厚みが薄いのでムシ歯の進行も早い傾向にあります。
ムシ歯は痛みが出てからでは手遅れな場合が多いので、できる前にしっかりとムシ歯予防をしていきましょう⚠️
では、ムシ歯を予防するにはどうしたらいいのでしょう🤔
ムシ歯菌を完全に殺菌することはできませんが、量をコントロールすることはできます!
・なるべく毎食後しっかり歯磨きをする(難しい場合は朝、夜だけでもする。特に夜🌙!)
・フッ素入りの歯磨き粉を使用する
・フロスなどで磨き残しが多い歯と歯の間のお掃除をする(歯磨きの前にするとより予防効果が高いです🪥)
・砂糖の入ったジュースやおやつの摂取を控える(無理なら量や頻度を減らすことから🍩)
・定期的に歯科で検診を受ける(気になるところがなくても3か月に1度ほどが理想的🥺)
いきなり全てを改善するのは難しいかもしれませんが、できることからで構いませんので、
これを機にみなさんもムシ歯ゼロを目指しましょう😊
北千住すずらん歯科は少しでもそんな患者様のお手伝いができたらと考えております🦷✨
一人でも多くの患者様にご来院いただけますよう、スタッフ一同お待ちしております🌟