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むし歯の進行とその対策🦷放っておくとどうなるの?

 

こんにちは、北千住すずらん歯科です☺️

 

 

今回は「むし歯の進行のしかた」についてお話しします😈

 

 

「少し痛むけど我慢できるから…」「まだ穴も見えないし大丈夫かな」

そんな風に思って、

むし歯を放置してしまったことはありませんか?

実はむし歯は、静かに、しかし確実に進行していく病気です。

放置していると歯だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

今回は、むし歯の進行段階ごとに、どんな症状が現れ、どんな治療が必要になるのかをわかりやすく解説していきます💡

 

 

むし歯の進行段階

むし歯(う蝕)は進行の程度によって、C0~C4の5段階に分類されます。

◆ C0:初期むし歯(脱灰)

この段階では、歯の表面のエナメル質が酸によって溶け始めていますが、まだ穴は空いていません。

見た目には白く濁ったように見えることがあります。

症状:痛みなし、自覚症状なし

治療:フッ素塗布や適切な歯磨きによって再石灰化が期待できます。歯科医院での早期発見・予防がカギです。

◆ C1:エナメル質のむし歯

エナメル質がさらに溶かされ、小さな穴があく段階です。

まだ痛みはほとんどありませんが、まれに冷たいものがしみることがあります。

症状:軽度のしみ、見た目で小さな穴や黒ずみがわかることも

治療:むし歯の部分を削ってレジン(樹脂)などで詰める簡単な処置で済みますが、

状態によっては歯質を削る方がもったいないので当院では経過観察にする場合もあります。

◆ C2:象牙質まで進行したむし歯

むし歯がエナメル質の下にある象牙質にまで達すると、神経に近くなるため、

冷たいものや甘いものでしみる症状が出てくる場合があります。進行具合によってはたまにズキっとすることもあります。

症状:痛み・しみる症状が強くなる

治療:むし歯ができた場所により異なりますが、

むし歯部分を削ってレジン(樹脂)や詰め物(インレー)で対応。

放置するとさらに進行します。

◆ C3:神経(歯髄)まで達したむし歯

象牙質の奥にある神経にまでむし歯が進行した段階です。

歯の内部で炎症や感染が起きてズキズキと激しく痛み、夜も眠れないほどになることもあります。

症状:冷たいものも温かいものもしみる、激しい痛み、何もしなくてもズキズキする

治療:神経を取る根管治療(歯の神経の治療)が必要になります。

その後、土台を立てて被せ物をします。

◆ C4:歯の根だけが残った状態

歯のほとんどがとけて崩壊し、歯の根(歯根)だけが残った状態。

神経はすでに死んでいることが多く、痛みは一旦おさまることもありますが、

歯根の先に膿がたまって腫れる・痛むなどの症状が出てきます。

症状:歯質がほとんどない、腫れ、膿、口臭

治療:保存が難しければ抜歯となり、その後ブリッジや入れ歯、インプラントなどで補う必要があります。

 

 

むし歯はなぜ進行するのか?

むし歯の原因は「むし歯菌(ミュータンス菌)」が糖を栄養にして酸を出し、歯を溶かすことによって起こります。

進行を防ぐには以下のことが重要です。

 

毎日の正しい歯磨き(特に就寝前が大切)

甘いものの摂取を控える(間食の回数にも注意)

定期的な歯科検診とクリーニング

フッ素入り歯磨き粉やうがい薬の使用

 

 

 

むし歯を「放置しないこと」が最大の予防策

初期の段階であれば、むし歯は簡単な処置で済み、歯を削る量も最小限で済みます

しかし、進行してしまうと大掛かりな治療が必要になり、時間も費用もかかってしまいます。

また、一度削った歯は元には戻りません。

だからこそ、「気づいたらすぐに対処」「定期的なチェック」が非常に大切なのです。

 

最後に

むし歯は放置すればするほど深刻な問題に発展しますが、逆に言えば「早期発見・早期治療」で健康な歯を守ることができます。

歯科医院は“痛くなってから行く場所”ではなく、“痛くなる前に予防しに行く場所”です。

大切な歯を守るためにも、ぜひ定期検診を習慣にしてくださいね!

 

 

 

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