こんにちは、すずらん歯科です✨
毎日寒い日が続いて春が待ち遠しいですね🌸
今回は歯の神経の役割についてお話します。
皆さんが虫歯ができたかな?と思われるひとつに、しみたり痛みを感じることが多いかと思います。
あのなんとも言えない嫌なズキズキ…痛みの原因は、虫歯菌が歯髄(しずい)と呼ばれる歯の内側の神経組織を攻撃しているためです。
歯髄まで達するほど大きい虫歯ができてしまうと細菌によって神経が侵されてしまうため、歯髄をすべて取り除く処置をしなければなりません。
神経をとると、当然ながら痛みを感じることがなくなります。
そのため、一度歯髄をとる治療をすると次に虫歯になったときに小さな虫歯でも、痛いからすぐに神経をとってほしい、と考えてしまう方もいらっしゃいます。
歯髄には、歯に栄養を運ぶという、とても大切な役割があります。
歯髄をとってしまうと本来なら運ばれるはずの栄養が失われるため、歯はもろくなってしまいます。
そうすると欠けたり、ひび割れたりするなど、歯の寿命が短くなってしまいます。
丈夫で健康な歯でいられるのは、歯髄(神経)があるおかげなのです。
また、歯髄(神経)が無くなると痛みを感じなくなりますが、虫歯にならないわけではありません。
歯髄をとってしまうと痛みを感じないためすぐに気づくことができず、気付いた時には虫歯が大きく進行しているということも珍しくないのです。
健康で丈夫な歯を残ためには、やはり神経を残すことは欠かせません。
もちろん、どうしても我慢できないほど痛むときや、重度の虫歯、他の健康な歯に悪影響を及ぼす場合には神経をとる治療をさせていただくこともあります。
しかし神経をとればすべて解決というわけではありません。
神経をとった歯は、虫歯の発見が遅れないように定期検診で注意深くチェックする必要があります。
また、神経の残っている歯が虫歯になっても定期検診に通っていれば早期発見ができるため、神経をとらずに済む可能性が高まります。
虫歯だけではなく、歯周病をはじめとした自覚のない病気が他にも潜んでいます。
定期検診は、そうした隠れた病気を見つけ出すとても重要な機会です。
小さなお子様や歯科が苦手な方も、早期発見によって治療の負担が少なくて済むようになるのでぜひ習慣にしていただくといいですね😄