こんにちは!北千住すずらん歯科です🌼
みなさん、『骨隆起』という言葉を聞いたことはありますか?
口の中にボコッとした出っ張りがあるな?と感じている方がいらっしゃったら、それは骨隆起かもしれません👀
今回はあまり知られていない『骨隆起』についてお話します⭐
【骨隆起とは】
骨隆起とは、歯茎のまわりや上顎の骨が盛り上がり、コブのようにボコッとしたでっぱりのことをいいます。
噛んだときの刺激の蓄積によって徐々に形成され、すべて骨で出来ているので触ると硬いのが特徴です💡
歯茎の炎症や、腫瘍などではないので基本的に痛みはありません。
一旦膨らみが生じると、自然に小さくなるということはなく、だんだんと大きくなっていく場合もあります。
一般的に30歳~60歳くらいから膨らみが出現します。稀に20代でも見られることがあります。
必要以上に触ってしまうと、歯茎の粘膜が傷つくことがあるため、触りすぎないように注意してください😵
【骨隆起ができる原因】
はっきりとした原因は不明ですが、噛む時の強い力によって顎の骨に負担がかかり、その刺激によって骨が肥大し、盛り上がってしまうといわれています。
主に、食いしばりが強い方や歯ぎしりをされる方は骨隆起ができやすいといわれています。
【骨隆起ができやすいところ】
・下顎隆起
下の歯の内側に左右対称にできる場合が多く見られます。
骨隆起が大きくなると喋りにくくなってしまいます。
口蓋隆起
口の天井の部分(口蓋)の真ん中に出現する骨の膨らみです。
骨の形によっては2~4個ほどぼこぼことしているように見えることもあります。
自覚症状がないことが多いため、気づかないうちに大きくなっている事が多いです。
粘膜が薄いので、固い物があたるとすぐに傷付いてしまいます🥲
【治療は必要?】
骨隆起は、炎症や腫瘍ではないので、日常生活に支障がない場合は無理に治療する必要はありません。
しかし、骨隆起があることによって
・喋りにくい
・固い食べ物を食べると毎回傷ついてしまう
・入れ歯を入れたいが骨隆起が邪魔で入れ歯が作れない
などといった不都合が生じる場合は、外科的手術が必要になります。
基本的に体に害があるものではないので、ご本人が気にならなければそのままで大丈夫です🙂
骨隆起の原因となる歯ぎしりや食いしばりは、歯にかかる負担がとても大きいため、就寝時のマウスピース等で歯を守ってあげることが大切です。
当院では、ご希望の患者様に歯ぎしりや食いしばり防止のマウスピースを作製しています⭐
気になる事がありましたらお気軽にご相談・ご来院ください😊