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唾液の役割🧐

こんにちは、すずらん歯科です🎵

チョコレートが美味しい季節になりましたね🍫

歯磨きでしっかりケアしてむし歯にならないように気を付けましょう🪥

今回はむし歯以外に健康にも関わる唾液の役割についてのお話です😄

みなさんは唾液がどのような役割を担っているか知っていますか?

唾液はお口の中を健康に保つために、大切な役割を担っています。

虫歯菌や歯周病菌といった、口内に300~700種類もあると言われる細菌を押し流す役割を持っています。

また、唾液は1日に1000~1500ml分泌されます。

なんと牛乳パック1~1.5本分!

思っている以上に多くて驚きますよね🥛

 

唾液の主な働き

🌟浄化作用

お口の中の細菌や食べかすを洗い流し、むし歯や口臭を防ぎます。

🌟消化作用

唾液に含まれる酵素(アミラーゼ)が食べ物に含まれるでんぷんを分解し、胃で消化されやすい状態にします。

🌟緩衝作用

お口の中のpHバランスが酸性・アルカリ性のどちらかに傾かないよう、調節しています。

※「pHバランス」のpHとは、水素イオン濃度指数のことを指しています。

このpHが少ないと酸性に傾き、多いとアルカリ性に傾いていることになり、0~14の数字の中で7に当たる部分が中性と呼ば れています。

🌟再石灰化作用

唾液にはカルシウムやリン酸などのミネラルが含まれおり、これらのミネラルは酸によって溶けたエナメル質の修復を行い、むし歯のリスクを軽減してくれます。

🌟殺菌作用

唾液には抗菌物質が含まれているため、口腔内の虫歯菌などの細菌の増殖を防ぎます。

がんの原因にもなる「活性酸素を減少させる」なども報告されています。

また唾液の分泌量が減ると、さまざまな症状を引き起こすドライマウス(口腔乾燥症)という症状があります。

唾液が出にくく口が渇く、口内炎や口角炎になりやすい、食べ物が飲み込みにくい、会話がしづらい、口臭がする、などの症状がみられます。

 

大切な役割をたくさんもつ唾液ですが、残念ながら30代をピークに加齢とともに分泌量が減少します。

分泌量が低下すると、お口の中で細菌が繁殖しやすい状態になり、口臭が出てくる原因にもなります。

お口の中で細菌が繁殖すると、むし歯や歯周病のリスクが上がり、誤嚥性肺炎や全身疾患のリスクも上がります。

口腔内をキレイに保つことで、全身の健康を保つことに繋がります😄

唾液の分泌量を増やすには、十分な水分補給をし食事のときによく噛むことが大切です。

食事の際は一口で30回以上噛むのがベストですが、普段あまり噛まずに飲み込んでしまう方がいきなり30回噛むのはなかなか難しいかと思います。

まずはいつもより5回、10回多く噛むことを意識して噛む回数を増やしましょう。

水分補給は少しずつこまめに摂ることがポイントです。

唾液は運動や刺激によっても分泌量が増えるので話す・歌う・笑うなど日常的に口を動かすことは、もっとも手軽なトレーニングです。

さらに、意識的に唾液の分泌を促すためには、唾液腺マッサージや舌のトレーニングも有効です。

噛み合わせがしっかりできていれば、かための食品を食事に加えてみたり、ガムやするめなどを噛むのもよいでしょう。

酸っぱいものや辛いもので刺激する方法もあります。

水分補給だけでなく、食事による工夫(水分を多く含むメニューを加えるなど)も試してみましょう。

普段の生活から唾液の分泌を促進し、少しずつ習慣づけていきましょう✨

また就寝時は唾液の分泌が減るので、朝起きたらお口の中がネバネバしたり口臭が気になることが多いです。

寝る前にはしっかりと歯みがきをし、お口の中をキレイに保ちましょう🪥

 

歯が健康でないと、唾液をしっかり分泌することもしっかり噛むこともできないので、噛んだら痛いな、しみるな、最近お口の中がネバネバしてきた、口臭が気になるなど、気になる症状がある方は早めに歯科を受診してくださいね👨🏻‍⚕️

ささいなことでも気になることがあれば来院時や定期健診の際にお気軽にご相談ください🥰

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