こんにちは、すずらん歯科です!
今年もあとわずかで忙しくしている方も多いのではないでしょうか。
風邪も流行っているので体調崩されないよう暖かくしてお過ごしください🧤
今回は顎関節症についてのお話です🦷
★顎関節症とは?
顎関節症ってよく聞くけど自分が当てはまるのかよくわからない…なんてことはありませんか?
代表的な症状として多く感じるのは、
・口を開けるとあごが痛む
・口が開かない
・あごを動かすと音がする(カクカク・ポキッなど)
・あごが閉じない
硬い食べ物が噛めない、大きな食べ物が食べにくい、また、あごの音が煩わしいなどの症状が現れることがあります。
また、顎関節症をよく知りうまくつきあっていけば、そんなに恐い病気ではありませんので安心してください😊
★顎関節症ってどんな病気?
顎関節症は、ひとつではなく、複数の要因が組み合わさって発症する慢性疾患と考えられています。
具体的には、骨格や噛み合わせの異常、歯ぎしりや頬杖をつく習慣、精神的ストレス、外傷による後遺症、楽器の演奏による顎への過剰な負担などが重なることで、顎関節の組織にダメージが蓄積していきます。
顎関節症で見られるその他の症状には、頭痛、首や肩の痛みとこり、耳の症状(耳の痛み、耳鳴り、耳が詰まった感じ、難聴、めまい)、舌の痛み、味覚の異常、目の疲れ、口の乾燥感などがあります。
しかし、これらの症状が顎関節症に関係するものなのか他の病気に原因があるのかを慎重に判断する必要があります。
顎関節症の治療のゴールは、「痛みなく」「十分に口が開く」ことです。
🦷そしゃく筋痛障害
食べ物を噛む時に使う「そしゃく筋」が酷使されることで痛みを伴うようになる障害です。
🦷顎関節痛障害
顎関節周囲の滑膜(かつまく)や関節包(かんせつほう)といったやわらかい組織に炎症が起こることで痛みが生じる障害です。
🦷顎関節円板障害
顎関節でクッションの役割を果たしている関節円板が本来の位置からズレることで、雑音や開口障害を引き起こします。元の位置に戻る復位性と元の位置に戻らない非復位性の2つに大きく分けられます。
🦷変形性顎関節症
顎関節を構成するやわらかい組織だけでなく、骨にまで深刻な症状が現れる病態です。文字通り顎の骨が変形するため、治療の際に外科手術が必要となることも珍しくありません。
★顎関節症の治療法は?
一般的には内服薬による治療やお口を開く範囲を広げるための関節可動化訓練などの理学療法が中心になります。
外科療法がおこなわれるのは、どうしても痛みがコントロールできない場合のみです。
痛みのないほとんどの方はそのまま様子をみていてもかまいません。
また、痛みなどの症状が出ても約7割の方は1年以内に症状が軽減します。
顎関節症による不快感や不自由さは、時間が経つにつれてあまり感じなくなることが多いのです。
1週間ほど様子をみても症状が軽くならなかったり、逆に強くなってきたりするようなら、歯科医院を受診しましょう。
当院でもスプリント(マウスピース)を使用した治療を行っています😁
スプリント治療とは、マウスピース型の装置を使って、歯ぎしりによる顎関節への負担を軽減し、噛み合わせを正しい位置に誘導していきます。
患者さま専用のマウスピースを就寝中に装着していただくことで、歯や顎関節を守ることができます。
マウスピースによって顎の位置や高さが調整されるため、歯ぎしりや食いしばりの改善にもつながります。
使い始めは違和感があると思いますが、根気よく継続して使用するのが大切です💝
普段は気にならないけどたまに痛くなる、もしかしたらこの症状も?など少しでも気になることがあれば定期検診の際なども遠慮なくお声がけください🌟
年内は12/27(水)まで、年始は1/4(木)から診療しております。
急患なども随時受け付けておりますので何かありましたらお問い合わせお待ちしております🌼